再起までの浪人時代 佐川急便編その2


さて、長い間更新が出来てなくてすみませんでした。
早速、久しぶりに佐川の続きに入ります。

佐川の朝は、早いです。
アルバイトと言えども8時には出社です。
いつものように、館内放送で怒鳴ってる声が聞こえます。

時々、女性の声で業務連絡の放送が流れると何故か?ホッとするぐらい
男だらけの職場です。

筋肉痛の足腰を引きずりながら、担当部署へ向かいました。
こうして私の佐川での2日目を迎えたのです。

さて皆様の中には、こんなキツイ会社に何故?私が2日目も出社したのか不思議なことだと思われるかもしれません。

確かに金銭的な理由もありましたが、ドライバー助手であった私のドライバーをしてくれた社員の方がとても良い方だったので気になったのです。

蓮の花って綺麗な水の中ではなくて、池のドロドロに汚れた水の中に咲きますが、こんな環境だからこそ特別に良い人っているものなのです。

また私の廻った担当地域が、ナント現在の私の会社があるところなのです。
大阪は広いのにやはりこれも縁なのでしょうか?
ドライバーのTさんはイケメンの29歳で新婚さんでしたが、2年ほど前まで若者向けの衣料店を開業されてたのですが、経営がうまくいかずたった1年で閉めることになったそうです。

結局、借金が500万円程出来てしまったので、佐川なら返せるだろうって思い、勤めたとのことでした。

また奥さんもその衣料店で出会ったのですが、アルバイトとして入ったのにも関わらず、一番店が苦しい時に入ったので、最高2ヶ月もアルバイト代を受け取らず彼を助けたらしいです。

ホント、内助の功ですね。

彼とは配達の道中、私が今のブログで書いてある内容も含めていろいろな話をしました。

夜もふけて最後の配達が終わった頃、
井上さんだったらわかってくれると思うので聞いて欲しい話があるんだけど・」ってことである話をされました。

それと言うのは、彼がまだ衣料店の経営者だった時、当時アルバイトだった
今の奥さんとは別に長く付き合っていた彼女がいたらしいのですが、二股をかけるのは辛いってことで悩んだ末、その元の彼女と別れ話をしたらしいのです。

しかし元々鬱の気があった彼女が、その別れ話に耐え切れず自殺してしまったとのことでした

それを2年経った今も忘れられず、本来なら新婚さんで一番楽しい時期であるのにも関わらず、その罪悪感から自分を責めて、激務の仕事なのに眠れない日も多々あるとのこと。

ちなみにその彼女からも約200万円もの借金をしていましたが、佐川で稼いだお金を持って自殺した女性のご両親に持って行っても受け取ってくれないそうです。

彼はそれを誰かに聞いてもらいたかったのでしょう


私としてもアドバイスって言うより、真剣に彼の話を聞いてあげるしか方法がありませんでした。

まさに彼は心の十字架を背負っていました

しかし彼自身の十字架なので私は背負えないのです

話終わった最後には、ちょっとスッキリした感じでしたが、私は何もしてあげられない自分に無力感を感じました。

私の佐川アルバイト編はここで終わります。
何故なら、次の日膝が腫れてどうしても出社できなくなってたからです。

体重80キロのおじさんなのに頑張って(笑)、走って配達したのが原因です。

彼とはもうすでに連絡が取れなくなっていますが、会社の前で佐川のトラックが停まってるのを見ると、時々そのことを思い出さずにいられません。


皆様も誰にも言えない心の十字架をお持ちでしょうか?・・・って質問しましたが、別にコメントには入れなくて良いですよ楽しい

コメント
私は甘ったれなので、すぐに周りに助けを求めてしまいます。幸運にも、助けてくれる人に恵まれてきたと思います。求めよ、さらばでしょうか(*^_^*)
何かと声が大きいようです(^-^;)
更新いつも楽しみにしています。ありがとうございます。
大なり小なり、誰にでも十字架はあると思います。
誰にもいえないこと。
ただ、その十字架を背負うことによって、その後、改心し多くの人に貢献できる人間になることもあると思います。良くないのは、その十字架を背負う覚悟のない人間、逃避することだと思います。
話に出てきた彼が、200万円をご両親に持っていく勇気、相当の覚悟があったと思います。
人々に勇気を与え、社会に貢献できる人間になれるよう精進します。
いらっしゃいませ!やおしゃんさん。
>幸運にも、助けてくれる人に恵まれてきたと思います。求めよ、さらばでしょうか(*^_^*)

助けて貰えるのもやおしゃさんのお人柄のせいです。
皆から愛される要素をお持ちなのでしょうね。
声が大きいのは良い事です(笑)
  • 逆境から〜の井上です。
  • 2006/02/12 11:03 AM
いらっしゃいませ!佐藤さん。
>良くないのは、その十字架を背負う覚悟のない人間、逃避することだと思います。

本当ですね。佐川の彼は勇気があったと思います。
弱いのが人間の常ですから・・・。
私も頑張っていきたいものです。
  • 逆境から〜の井上です。
  • 2006/02/12 11:05 AM
人間は大小にかかわらず

きっと十字架をもっているのでしょうね。

話しを聞いてもらうだけでも

気が楽になることがありますね。
いつも味のある文章で関心します。みんなそれぞれの十字架を背負ってるのでしょうね。そのドライバーは井上様と会えてラッキーでしたね。
  • 恒星シニア
  • 2006/02/12 9:26 PM
私の背負った十字架は高校時代のラグビー部の後輩です。もう16年の月日が経ちましたが、不慮の事故で目の前で彼が他界しました。正確に言うと僕だけが生き残りました。詳しい話はしませんが、彼が亡くなった3月25日が私の会社の設立日です。忌まわしい事故のことを忘れないために、彼の分まで生きるために、明日死んでも後悔しないために今、やりたいことをしたいと思います。
井上さん。こんばんは!

大変考えさせられる内容ですねーーー。

元つきあっていた彼女が別れをきっかけに鬱で自殺してしまった・・・これだけだとTさんは悪者になってしまうのは否めないですが、

彼は彼女と奥さんのことを考え、悩んだあげく別れるという選択をしたのは間違いじゃないと思います。
そして両親に200万円を持参する勇気。

巷で二股をかけている人でここまでの覚悟を持っている人はいませんよね!

心の十字架も結局生きているからこその試練です。
Tさんにはこれから幸せになってほしいと心から思います。

今日も大変ためになりました。知ったような口ぶりで恐縮です。
こんにちは!

なんとも、辛いお話ですね。
自殺されてしまうとは・・・

私にも十字架(?)はあります。
ただ、誰ひとりにも言っていません。
背負っていくのが、私の使命だと腹をくくったからです。
(女性関係ではありませんが・・・)

それにしても、体重80Kgで佐川急便。
そこが、そもそも凄かったりしますね。(^^;;
お会いして、社長の背丈は知っておりますので・・・
社長だけでなく、社長の知り合う人がまた波瀾万丈ですか(@_@)
それに比べると私などほんとうに平凡な人生。
いらっしゃいませ!観じる日記さん。
皆、十字架は持ってるでしょうね〜。
聞くだけしか出来ない時もあります。
  • 逆境から〜の井上です。
  • 2006/02/14 12:46 AM
いらっしゃいませ!恒星シニアさん。
あのドライバーのTさんは今頃何してるのか?ブログを書きながら、気になってます。
幸せであれば良いのですが・・・。
  • 逆境から〜の井上です。
  • 2006/02/14 12:48 AM
いらっしゃいませ!旅オク社長さん。

そうですか。
それは辛かったでしょうね。
詳しく言われなくとも、旅オク社長さんの気持ちや言いたい事わかります。
  • 逆境から〜の井上です。
  • 2006/02/14 1:06 AM
いらっしゃいませ!伝説の経理マンさん。
本当にTさんが亡くなった女性のご両親に罵倒されたのが目に浮かびます。
辛かったでしょう!
いつか受け取ってくれたら良いですのに・・・。
  • 逆境から〜の井上です。
  • 2006/02/14 1:08 AM
いらっしゃいませ!聞こえないけど・・の益田さん。
益田さんも誰にも言えない十字架をお持ちなのですね。
でも、漠然とですがその背負われてる重みを感じます。
佐川は私の体重でキツカッタです。
3日目、出社しようにも立てなかったです。
よくやったもんです(笑)
  • 逆境から〜の井上です。
  • 2006/02/14 1:12 AM
いらっしゃいませ!松山英語さん。
類は友を呼ぶ。または波長同通の法則と呼びます。
しかし平凡が一番ですよ。
私も平凡でいたかったです(泣)
  • 逆境から〜の井上です。
  • 2006/02/14 1:13 AM
井上社長、今晩は!井上さんのお人柄が覗えるお話ですね。真剣に相手の話を聞くということが一番だと思います。自分のことを聞いてもらって理解してもらったとき、人の心って落ち着きますからね。そこから自分を客観的に見つめられるようになる(必要な答えも出てくる)と思いますよ。
はじめまして、個人事業をしている者です。
蓮の花と、レンコンの話の部分がうちの地域にぴったりなので、コメントさせていただきました。

妙典という土地があります。東西線の行徳駅の次の駅で、千葉県市川市南部に位置します。

まさに、ここは最近発展していますが、元々レンコン畑だったのです。まれに咲く蓮の花があまりに綺麗だったことが現実に見れたのは、20年くらい昔の話ですが、底なし沼みたいなところにすごく素敵な華が咲くのだなぁと。
こどもの頃でも感銘していたのを思い出しました。

人の十字架は背負えないです。背負うならともに歩みきる覚悟が必要なのかもしれないと思っています。

初めてのコメントで込み入ってしまい、すみません。
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